ほんじつのおしごと

推し事備忘録とか思ったこととか。推しのいる人生、最高〜!!!!!

推しくん1について思うこと

寝て起きたら夢だった、とかならよかったのに。昨夜から胸にぽっかりと穴が空いたようで何も手に付かない。

今回の件、私は自分が思っていた以上にショックだったようで、Twitterで推しくんの契約解除が発表されてから3時間ずっと泣き通しだった。公式の1ツイート内にぎゅっと収められた業務的な契約解除の文面を読んでは泣き、FCブログにアップされたリーダーからの「大切なお知らせ」と題された動画を見ては泣き、辛い時いつでも見返せるようにと携帯に保存していた推しくんとのチェキを見ては泣き。次の日も仕事なのに。結局数年ぶりに眠剤を引っ張り出してきて2時間ほどむりやり寝た。結果職場で熱を出し、半ば強制的に早退させられた。

 

 

どうしてこうなっちゃったんだろう。

それはひとえに推しくんの認識の甘さ、意識の低さ、アイドルとしての自覚のなさだと思う。つい先日結成記念日を迎えた、丸8年もやってる初期メンバーなのに。甘い。甘すぎる。

 2月からリーダーが海外で不在になるからバレないと思ったんだろうか、とか。今までカノバレしようがオタクと繋がろうが厳しい処罰はなかったから大丈夫だと思ったんだろうか、とか。考えても答えの出ない、どうしようもないことばかりが浮かんでは消えていく。

他のメンバーのことは考えなかったの?いつも支えてくれてるスタッフさん、マネージャーさんのことは?先日スリーマンツアーが決まったばかりだったのに?その他グループの先輩達のことは考えなかったの?お昼頃に公式の出した新しく決まったライブのスケジュール、どんな気持ちでリツイートしたの?まだその時はお咎めもなく普通に過ごしてたのかな。どうして。どうして?疑問符ばかりだ。

 

 

 次に考えたのは自分の推し方のこと。ちょうどブログで推し方のスタンスについて書いていたところにこの話題が飛び込んできたからだ。私はそこにこう書いていた。

 

 ところで他の方って普段どうやって推しさんを推してるんですかね?私は基本現場主義です。無理のない範囲で現場に足を運び、盛り上がって楽しんで応援して、グッズ買ったりしてお金を落とす。ツイートには「いいね」(前記事のとおり、他のオタクに監視されたくないのでリプは基本しない)、手紙を書く。あとファンアートする。これくらいです。というかそれ以外の推し方を知らない…。

 

そう、これが私の推し方。ハマってからずっと、自分ができる推し方をしようとして頑張ってきたつもりだった。毎回ではないけれどライブに行くために有給を取った。ワンマン参加のために朝4時起きで飛行機に飛び乗り茨城まで行った。封筒も便箋も手作りして、ファンレターも書いた。チェキもソロとツーショと毎回最低2枚は撮ってもらうようにした。特典会では彼の良かったところ、好きなところをたくさん話した。彼の好きなゲームの話もした。ライブがあった日は「ここがよかった!」というファンアートもした。

 

何だろう。推し方がいやだったのかな。ド新規のくせに重かった?可愛くもない女オタクが毎回特典会に来てウザかった?めんどくさかったかな。もっといい推し方があったんじゃないか。もっといいオタクでいれたんじゃないか。「いい推し方」「いいオタク」とは何だろう。思考がぐるぐるする。

 

推しくんとしたいことがたくさんあった。毎月来てくれるインストアライブ、決まったばかりのツアー。今月はバレンタイン前に地元でのライブが入っていたから、何かしたいなとずっと考えていた。来月は私の誕生日だからおめでとうの一言でも言ってほしかった。…違うな、「今月誕生日だからたくさん会えて嬉しい、ありがとう」と伝えたかった。(3月の3連休は全部地元でのライブを入れてくれていた)きっと推しくんの生誕ライブも例年どおりやったんじゃないかな。これも平日だけど有給取って行こうと目論んでいたが全て泡と消えた。悲しい。

 

話したいこともたくさんあった。推しくんが私の推しJアイドルのMVに出ていると古参の方に聞いたこと。そのJアイドルの舞台を見に行っていた日に偶然推しくんのインストを見てハマったこと。私はそれに勝手に運命を感じていたこと。彼と同じくハマっているゲームのこと。最近Twitterをちょこちょこ投稿してくれるから生存確認できて嬉しいこと。ライブでのパフォーマンスのこと。いつもダンスがキレキレでかっこいいこと。舌を出してイタズラっぽく笑う顔が私は一等好きなこと。これは手紙には何度も書いたけど、結局直接は言えなかったな。上げようと思えば思うほど出てくる。後悔の念がすごい。

 

だんだんと枚数が増えてきて、推しくんとのチェキで1冊埋めようと思って買ったチェキアルバムは結局半分も埋まらなかった。当たり前だ。最初は気恥ずかしくてチェキ券を買わなかったから。ようやく他のオタクの方に勧められて券を買いだしてからも、自分が写るのがいやでずっとソロショットでお願いしていた。(この頃はお金もなく1日1枚だけと決めていた)

「衣装がかっこいい系だからなんかかっこいい感じでお願いします!」と言えば、クールにポージングしてくれた。それ以降私の顔を見ると「あっ」という顔をして、何も言わなくてもソロショはかっこいい感じで写ってくれた。でもかわいい系でもお願いしたかったな。一番最初にお願いしたチェキだけがかわいい系だ。かわいい。

初めてツーショをお願いしたのは初見から4ヶ月後のワンマンライブだった。遅い。緊張していたので後で見返して気付いことだが、推しくんはガッチリと手を握ってくれていた。大好きな人懐っこい満面の笑顔だった。

ツーショットは本当に数えるほどしかない。グループ全員のチェキはもっと少ない。もっとピース以外のポーズで撮っとけばよかった。自分の写真撮られるの大嫌いマンの私はピースしかポーズを知らない。ハートはガラではないし恥ずかしかったので、次の特典会では「ピースとハート以外のポーズを指定してください!」と言うつもりだった。寂しい。

 

 

彼のために使ったお金も、時間も、労力も、全部無駄だったとは全然思わない。そのくらい彼を推している時は楽しかったし、楽しませてくれた。グループの一ファンとして、彼推しのオタクとして大切にしてくれた。と思う。それが例え営業でいやいやしてくれていたかもしれなくても。ステージの上で推しくんはちゃんと「アイドル」として接してくれた。十分すぎるほどの対価をもらった。そこに後悔はない。

 

ここまで長ったらしい文章を読んでくれた方は分かると思うが、私は今でも、こうなってしまった今でも推しくんが好きだ。大好きだ。最初に悪いところを知っていたからなのかもしれないけれど、自分でも驚くほど幻滅しなかった。プライベートは好きにしてくれというスタンスだったからかもしれない。その分ショックは大きかったみたいだけど。

ステージ上での推しくんは天性のパフォーマーだった。メンバーもファンも通りすがりの人も巻き込んで盛り上げるパフォーマンス番長。そんなところに惚れたのだ。

 

私は今年一発目のライブでファンレターを渡した。ワンマンでの新衣装をモチーフにした便箋を不器用ながら手作りして。そこにはこう書いたはずだ。

「今年もステージ上でキラキラしている推しくんをたくさん見たいです」

年が明けてツイッターを更新し、「今年もよろしくお願いします。楽しみましょう!」と呟いた彼に珍しくリプをした。

「楽しみにしてます!そして楽しんでください」

どれもこれも叶わなくなってしまった。怒りよりも悲しみが強い。もう会えないんだ。ありがとう、またね、頑張ってということもできない。寂しさしかない。

 

今回のことはファンへの裏切りではないかと言われるとそうなんだろう。実際Twitterで「地下上がる」「他界する」という声も見た。その一方で、署名を集めて運営に復帰を掛け合おうというアカウントも回ってきた。

実際チェキの売り上げは1、2を争っていただろうし、ダンスで魅せる曲は推しくんがセンターであることが多かった。煽り方も盛り上げ方も上手い。人懐っこい笑顔で新規にも受けがいい。私のようなコミュ障にも気さくに話しかけてくれた。だからこそ特典会でトップバッターを担っていたのだろう。

でも、それでも。正直「契約違反による契約解除」なので、グループに戻ることは現実的に考えて無理だと思う。メンバーもスタッフも戸惑うだろう。

私はどんな形であれ、できることならまたステージに立ってほしいと思っている。そしてまた得意のダンスでたくさんの観客を魅了してほしい。でもその想いが正しいのか、それを応援していいのかどうか分からない。

 

 

私は先のエントリでも書いたように、今後もグループを応援したい、ファンでいたいと思っているけれど、推しくんがいたはずの場所にいないステージを見ていられるだろうか。6人になったグループを本当に応援できるんだろうか。答えはとりあえず来週の土日のライブを見てから考えたいと思う。もう有給とっちゃったし。

 

「推しは推せる時に推せ」とはよく言ったものだ。本当にそのとおりだった。

推しくん2ももうアラサー。サッカー選手の選手寿命は野球とかと比べるとはるかに短い。30代前半で辞める選手も多い。最近もご贔屓チーム所属だった私と同い年の選手が現役引退した。彼を推せる時間は私が思っているよりもっとずっと短いのかもしれない。

どうかみなさんは後悔のないよう、その時その時の推しくんを全力で推してあげてください。永遠なんてない。そのことが嫌というほど身に染みた。

 

思っていたよりずいぶんと長くなってしまった(改めて文字数見てひっくり返った)けれど、ここまで読んでくださってありがとうございました。遅くなりましたがたくさんの閲覧、スターありがとうございます。推し事は続けていくので今後ともよろしくお願いします。

 

 

 

最後に。

私はこんなことになっても推しくんが大好きだ。君に向けてオレンジのペンライトをずっとずっと振っていたかった。君が歌って踊る姿をずっとずっと見ていたかった。もうそれは叶わなくなってしまったけれど。約半年間、次はあれしたい、これしよう、次は何を話そうと考えるのはとても楽しかったよ。

叶わないことかもしれない。二度と無理かもしれない。それでも、いつの日か、ステージ上でまた君が踊ってくれる日が来ることを願ってる。そんな日が来てほしいと思うのはオタクの欲目だろうか。グループ名の通り、諦めないでいてほしいなんて、これはオタクのわがままだ。分かってる。でも。願わずにはいられない。ごめんね。

君と私の縁はここまでだろうけど、君の今後の幸せを祈ってる。ありがとう。かわいくてかっこいい、愛しい私のアイドル君。馬鹿野郎。どうかお元気で。

 

ただ、それだけ。

 

 

 

 

 

 

 

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